日本臨床外科学会雑誌
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症例
連日のCT検査にて診断した気腫性胆嚢炎の1例
有明 恭平和田 靖森川 孝則坂田 直昭佐藤 俊富永 剛
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2007 年 68 巻 2 号 p. 420-423

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抄録
今回われわれは連日の腹部CT検査にて発症初期に気腫性胆嚢炎と診断した1例を経験したので, 自験例7例の検討を加え報告する. 症例は50代男性. 大腸内視鏡検査を施行され, その翌日より上腹部痛が出現し当院内科受診. 腹部CT検査にて腸閉塞症と診断し治療を開始したが, 腹部症状の増悪が認められたため翌日再度画像検査を施行した. 胆嚢内に気腫性変化が認められ, 気腫性胆嚢炎と診断. 直ちに開腹胆嚢摘出術を施行し, 第8病日に退院となった.
気腫性胆嚢炎は急速に重篤化することが多く, 早急に治療を開始すべき疾患と考えられている. 診断には腹部CT検査が有効であるが, 本検討においても特徴的な気腫性変化が生じるまでには平均3日を要しており, 発症直後には診断がつかないことが多い. 急激な胆嚢炎症状の増悪時に, 複数回にわたり画像検査を行うことは早期診断を行う上で有効な手段であると考えられた.
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© 2007 日本臨床外科学会
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