日本臨床外科学会雑誌
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原著
末梢穿刺中心静脈カテーテルの有用性についての再評価
西尾 梨沙, 大東 誠司, 井上 弘, 柵瀬 信太郎, 西尾 剛毅, 小野寺 久
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2008 年 69 巻 1 号 p. 1-6

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抄録
目的:末梢穿刺中心静脈カテーテル(以下PICC)は穿刺時の重篤な合併症が少なく,安全かつ簡便な静脈輸液路として有用と言われている.今回われわれは中心静脈カテーテル挿入に際しPICCを使用し,従来の中心静脈カテーテル(以下CVC)と比較し,挿入時および長期留置に伴う合併症について検討した.方法:2004年1月~12月に当科入院中,中心静脈カテーテル留置を必要とした160例(PICC 73例,CVC 87例)について挿入時および留置期間における合併症等をretrospectiveに解析した.結果:挿入時の合併症として気胸は両者ともなく,カテーテル留置平均日数およびカテーテル敗血症の発生に有意差はなかったが,カテーテル先端の位置異常(PICC 12.3%,CVC 1.1%)に有意差を認めた.考察:PICCは留置期間,感染に関してCVCと差はなく安全性は確認できたが,カテーテル先端の位置異常が多く,先端位置異常の改善につき今後の検討を要する.
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© 2008 日本臨床外科学会
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