日本臨床外科学会雑誌
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症例
消化管穿孔をきたした乳癌小腸転移の1例
座波 久光, 川上 浩司, 稲嶺 進, 當山 鉄男, 與那覇 俊美, 大城 直人
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キーワード: 乳癌, 小腸転移, 消化管穿孔
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2008 年 69 巻 1 号 p. 77-80

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抄録
症例は54歳,女性.左乳癌術後約2年目に頸部リンパ節,骨転移,左癌性胸水が出現し,全身化学療法を開始した.化学療法開始後3カ月目に突然腹膜炎を併発し,緊急開腹術を行ったところ,転移性腫瘍による小腸穿孔が原因であった.術後いったんは軽快したが,その後すぐに癌性髄膜変を併発して死亡した.転移性乳癌による小腸穿孔は極めて稀だが,潜在的な消化管転移症例は多数存在するため,転移性乳癌の予後が延長するに従い,今後さらに注意が必要である.
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© 2008 日本臨床外科学会
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