日本臨床外科学会雑誌
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症例
成人腸回転異常症患者における急性虫垂炎の1例
高木 哲, 三澤 良輔, 内川 裕司, 飯沼 伸佳
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2008 年 69 巻 1 号 p. 81-84

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抄録
成人の腸回転異常症は通常無症状のため,他の消化器疾患の精査や開腹時に偶然発見されることが多い.今回われわれは腸回転異常症の患者の急性腹症の手術に際し,術前診断に苦慮した急性虫垂炎の1例を経験したので報告する.症例は78歳,男性.腹痛を主訴に入院.血液検査,CTなどから腸回転異常症と,それが関係した腸閉塞と診断し,手術施行.その結果,虫垂炎の穿孔による腹膜炎とそれによる麻痺性イレウスであった.腸回転異常を伴う場合,急性腹症の術前診断には注意が必要である.
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© 2008 日本臨床外科学会
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