日本臨床外科学会雑誌
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症例
広範な側方発育を呈した十二指腸癌の1例
宮崎 進東野 健塩崎 憲矢野 浩司岡本 茂門田 卓士
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2008 年 69 巻 9 号 p. 2255-2260

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抄録
広範な側方発育を呈した十二指腸癌の1例を経験したので報告する.症例は53歳,女性.2006年8月右上腹部痛,発熱を主訴に受診.精査の結果,十二指腸に約8cm大の表面凹凸のある隆起性病変を認め,生検にて十二指腸癌と診断された.術前超音波内視鏡検査によりSM浸潤が疑われたため同年9月膵頭十二指腸切除術を施行した.側方発育型の十二指腸癌は本邦でも数例の報告があるのみである.治療は内視鏡的切除,局所切除,リンパ節郭清を伴った膵頭十二指腸切除などが報告されている.側方発育を呈する十二指腸癌は,術前に壁深達度を正確に診断することは難しいため,縮小手術の選択は慎重を期すべきであると考える.
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© 2008 日本臨床外科学会
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