日本臨床外科学会雑誌
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症例
結核性腹膜炎再燃による腸閉塞の1手術例
愛洲 尚哉平岡 邦彦上田 泰弘中村 吉貴山本 隆久中井 亨
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2009 年 70 巻 3 号 p. 891-894

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抄録
65歳,男性.既往に25歳時に結核性腹膜炎による腹腔内膿瘍,脊椎カリエスで手術.45,55歳時に腸閉塞,結核性腹膜炎による腹腔内膿瘍で手術歴がある.今回,腹痛を主訴に当院内科を受診した.腹部CTで,多量の腹水と多数の腹膜結節を認めた.腹水検査により,結核性腹膜炎の再燃と診断し,抗結核薬の内服を開始した.数日後よりイレウス症状が出現し,保存的治療で症状は軽快しないため手術となった.十二指腸から上部空腸まで拡張し,その肛門側で空腸が癒着して一塊となり,これが閉塞の原因であったため,十二指腸-空腸バイパス術を施行した.術後,結核治療を再開し,現在経過観察中である.結核性腹膜炎の治療は基本的に抗結核薬の内服である.本症例は,以前から腹膜炎を繰り返しており,腹膜結節と癒着による腸閉塞に至り,外科的治療を必要とした.
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© 2009 日本臨床外科学会
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