日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
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症例
乳頭に限局した乳癌の1例
高田 晃宏西 敏夫吉田 哲也向坂 英樹五福 淳二中野 博史
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キーワード: 乳癌, 乳頭部, 両側乳癌
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2010 年 71 巻 5 号 p. 1137-1143

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抄録
症例は50歳,女性.2007年5月ごろより左乳頭異常分泌を自覚し,2008年5月近医を受診した.MRI,細胞診,針生検などするも確定診断つかず,経過観察されていたが,当院での精査を希望し同年7月末に当科を受診した.マンモグラフィにて左乳頭から乳管洞にかけて,多形性石灰化を集簇して認めた.MRIでは乳頭内に索状高信号を認めた.また乳腺超音波検査にて右乳房に不整形の低エコー域があり,針生検にてDCISと診断した.右の病変に対して乳房温存手術+センチネルリンパ節生検,左は乳腺腺葉区分切除術を施行した.病理組織診断では,両側ともDCISであり,左側は乳頭部乳管に限局していた.乳頭部に発生した乳管癌はきわめてまれであるので,若干の文献的考察を加え報告する.
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© 2010 日本臨床外科学会
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