日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
綜説
女性外科医に必要な育児支援
児玉 ひとみ竹宮 孝子斎藤 加代子大澤 真木子岡本 高宏
著者情報
キーワード: 女性医師, 育児支援
ジャーナル フリー

2011 年 72 巻 12 号 p. 2989-2994

詳細
抄録
近年,外科を選択する女性医師が増えつつある.女性外科医が妊娠・出産を望む時期と専門医取得を目指す時期はほぼ重なっている.育児と両立しながら臨床経験を積む為には,多くの問題を解決しなければならない.東京女子医科大学は日本で唯一の女子のみで構成された医科大学であり,女性医師を支援するシステムが多く存在する.今後全国的にこれら支援システムがたちあがり,ワークライフバランスの概念が浸透してゆけば,女性外科医は出産後も母親であると当時に一外科医として社会に貢献し続けることができる.
著者関連情報
© 2011 日本臨床外科学会
次の記事
feedback
Top