日本臨床外科学会雑誌
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平成22年度学会賞受賞記念講演
再発形式に基づいた膵がん治療戦略とその変遷
石川 治
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2011 年 72 巻 4 号 p. 827-836

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抄録
外科的切除は膵癌根治を得るための唯一の手段であるが,大半の症例が手術単独治療では救命不可能な病期に発見される.膵癌の切除成績を改善するためには,局所再発と肝転移の制御に有効な併用治療を開発する必要がある.これまで,局所制御を目指した拡大郭清,術前放射線治療,或いは術前化学放射線治療と,肝転移予防のための術後2チャンネル(肝潅流)化学療法などを次々と手術に組み合わせてきた.後2者を組み合わせた結果,膵外浸潤陽性膵癌切除後の5年生存率は50%を超えた.さらに今後は,過不足のない手術を可能にするため,術中迅速診断と個別化治療の充実を目指したい.
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© 2011 日本臨床外科学会
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