日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔シャントを有する水頭症患者の消化管癌の2例
八木 浩一服部 正一坂東 道哉村田 祐二郎森 正樹佐藤 裕二
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2012 年 73 巻 11 号 p. 2857-2862

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抄録
症例1は78歳,女性.特発性正常圧水頭症に対して腰部クモ膜下腔腹腔シャント(以下LPS)を留置されていた.横行結腸癌術前に脳室心房シャント(以下VAS)へ変更し,その後拡大結腸右半切除術を施行した.症例2は93歳,男性.クモ膜下出血後の水頭症に対して脳室腹腔シャント(以下VPS)を留置されていたが,胃癌術前にVASに変更し,その後幽門側胃切除術を施行した.2症例とも合併症なく経過した.LPSおよびVPSはカテーテルが腹腔内へ露出しており,腹部外科手術に伴うシャント感染やシャント機能不全などの合併症が危惧される.消化管手術の前にVASへ変更することは,周術期のシャント管理法として有用であると考えられた.
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© 2012 日本臨床外科学会
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