日本臨床外科学会雑誌
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症例
一卵性双生児に発症し同じ組織型と生物学的悪性度を呈した乳癌の経験
野田 諭西村 重彦山片 重人中澤 一憲阿古 英次妙中 直之
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キーワード: 一卵性双生児, 乳癌
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2012 年 73 巻 12 号 p. 3077-3080

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抄録

40歳台の双生児の姉は左乳房腫瘤にて受診し,左乳房AB領域の4cm大の乳癌と診断され,皮下乳腺全摘術,センチネルリンパ節生検,広背筋皮弁による乳房同時再建を施行した.病理学的検索の結果,粘液癌,核異型度2,ER陽性,PR陽性,HER2スコア0,センチネルリンパ節転移陰性と診断され,補助療法としてタモキシフェンを内服し,無再発生存中である.40歳台の双生児の妹も左乳房腫瘤にて受診し,左乳房AB領域の8mm大の乳癌と診断され,乳房円状部分切除,センチネルリンパ節生検を施行した.病理学的検査の結果,粘液癌,核異型度2,ER陽性,PR陽性,HER2スコア0,センチネルリンパ節転移陰性と診断され,温存乳房への放射線治療後に補助療法としてタモキシフェンを内服して無再発生存中である.

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© 2012 日本臨床外科学会
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