日本臨床外科学会雑誌
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症例
著明な壁外発育形態を呈した横行結腸癌の1例
外岡 亨吉岡 茂若月 一雄片岡 雅章宮澤 康太郎太枝 良夫
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2012 年 73 巻 5 号 p. 1168-1173

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抄録
症例は77歳,男性.上腹部腫瘤を自覚し当科受診され,腹部CT検査で,胃横行結腸間に9×7cmの境界比較的明瞭,内部不均一な球形の腫瘍を認めた.術前消化管検索上,横行結腸管内病変を指摘できなかったため,非上皮性腫瘍が疑われ,手術を施行した.術中所見では,腫瘍は胃横行結腸間に存在し,球状の柔らかい腫瘤として触知された.横行結腸および胃壁への浸潤を疑い,腫瘍摘出とともに横行結腸合併切除術,胃部分切除術を行った.切除標本上,腫瘍の一部は横行結腸内腔に露出していたが,腫瘍の大半は壁外に存在していた.病理組織学的所見は,腫瘍の主座を壁外に持つ横行結腸癌であり,5型,9×7cm,中分化腺癌,pSS,ly1,v1,pN0,sH0,sP0,cM0,fStageIIであった.著明な壁外発育形態を呈する大腸癌はまれであり,過去の文献報告例の検討を合わせて報告する.
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© 2012 日本臨床外科学会
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