日本臨床外科学会雑誌
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症例
骨盤内悪性血管周皮腫の1例
田口 和浩中原 雅浩住谷 大輔濵岡 道則高橋 元米原 修治
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2012 年 73 巻 8 号 p. 2093-2098

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抄録

症例は57歳,男性.2010年8月より排尿時違和感を認め前医受診.腹部造影CT検査にて骨盤内に径10cm大の腫瘤影を認め,当院紹介受診.超音波内視鏡検査,注腸検査から直腸壁外の血流豊富な巨大腫瘍と判断し,切除術を行った.病理組織学的検査により後腹膜由来の悪性血管周皮腫と診断した.悪性血管周皮腫は,高頻度に再発するため厳重な長期間の経過観察が必要である.

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© 2012 日本臨床外科学会
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