日本臨床外科学会雑誌
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原著
大腸癌肝転移に対する肝切除とラジオ波焼灼療法の局所制御能の比較
西和田 敏高 済峯石岡 興平向川 智英石川 博文中谷 敏也菊池 英亮渡辺 明彦
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2012 年 73 巻 9 号 p. 2163-2170

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抄録
目的:大腸癌肝転移に対するラジオ波焼灼療法(radio-frequency ablation;RFA)と肝切除について比較検討した.対象と方法:2002年4月より2010年6月までに,大腸癌肝転移に対しRFAを28例,肝切除を42例に施行した.局所再発率とその危険因子について検討した.結果:局所再発は肝切群8例,RFA群15例にみられた.3年生存率は肝切群63.0%,RFA群42.2%と有意差を認めたが,5年生存率では有意差はみられなかった.腫瘍径が20mmを超える症例ではRFA群で有意に局所再発率が高かった(p<0.001).多変量解析では,局所再発危険因子は,RFA (p<0.001),原発巣の静脈侵襲;v2-3 (p=0.004),肝転移個数;2個以上(p=0.016)であった.結論:大腸癌肝転移に対するRFAは肝切除と比べ局所制御能が劣っており,適応を慎重に考慮する必要がある.
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© 2012 日本臨床外科学会
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