日本臨床外科学会雑誌
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臨床経験
原発性小腸癌8例の検討
山崎 信義平田 泰南村 圭亮梅村 彰尚真船 健一
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2012 年 73 巻 9 号 p. 2171-2175

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抄録
原発性小腸癌は頻度の少なさや検査の困難さもあり,診断時には進行癌であることが多い.今回当院で過去20年間に経験した原発性小腸癌8例を対象とし,検討を行った.7例が有症状であり,癌占拠部位は空腸6例,回腸2例であった.術前に小腸腫瘍の診断を得た症例は5例,病理組織学的診断を得ていた症例は3例であった.全例進行癌であり,治癒切除例は6例に施行.病理組織学的に壁深達度はss3例,se3例,si2例であった.リンパ節転移は5例に認めた.リンパ節転移症例および非治癒切除例の予後は不良であり,化学療法の有効例は経験しなかった.
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© 2012 日本臨床外科学会
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