抄録
症例1は51歳女性,他病にて入院中に,症例2は58歳女性,検診での腫瘍マーカー異常の精査の際に,それぞれ胸部CTにて7-12mmの辺縁明瞭の両側多発肺腫瘤を認めた.PET-CTではFDGの集積はなく,癌などの既往も認めず.ともに胸腔鏡下肺部分切除施行した.永久病理では共に平滑筋腫であり,免疫染色ではαSMA(+),desmin(+),caldesmon(-),S-100(-),MIB-1 labering index(低値),estrogen receptor(+),progesterone receptor(+)であった.症例2は23年前に子宮筋腫での手術既往あり,症例1は未治療の子宮筋腫を認め術後子宮全摘および両側付属器切除を施行した.両症例とも子宮筋腫肺転移と診断,現在婦人科にて経過観察中である.