日本臨床外科学会雑誌
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症例
骨軟骨分化成分が優勢であった乳腺間質肉腫の1例
盛田 知幸茂垣 雅俊津浦 幸夫舛井 秀宣長堀 薫
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2014 年 75 巻 10 号 p. 2702-2706

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抄録
症例は62歳,女性.右乳腺腫瘤を主訴に前医を受診,針生検で骨軟骨化生を伴う癌と診断され当院紹介となった.右AC領域に4.5cm大の可動性良好な腫瘤を認め,超音波検査では内部に高エコースポットを伴う不均一な低エコー腫瘤像を,マンモグラフィーでは粗大な石灰化を伴う高濃度腫瘤影を呈した.骨シンチグラフィーでは乳腺腫瘤に一致して集積を認めた.右胸筋温存乳房切除,センチネルリンパ節生検術を施行した.病理所見では紡錘形の腫瘍細胞の増殖と,骨芽細胞・破骨細胞形巨細胞・軟骨細胞への分化を示す腫瘍細胞を認め,上皮成分は認めず,骨軟骨分化を伴う乳腺間質肉腫と診断した.術後1年で肺転移・骨転移再発をし,化学療法は奏効せず,術後1年8カ月で死亡した.著明な骨軟骨分化を示した稀な乳腺間質肉腫の1例であり,文献的考察を加えて報告する.
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© 2014 日本臨床外科学会
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