日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹膜垂による絞扼性イレウスの1例
蔦保 暁生村川 力彦山村 喜之鯉沼 潤吉大野 耕一平野 聡
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キーワード: 腹膜垂, イレウス
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2014 年 75 巻 10 号 p. 2769-2773

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抄録
症例は開腹歴のない84歳,男性.下腹部痛を主訴に救急搬送され,イレウスの診断にて入院となった.翌日,症状と検査所見の増悪を認めたため,絞扼性イレウスを疑い,緊急手術を行った.術中所見ではS状結腸腹膜垂がループを形成し,そこへ小腸が嵌入し壊死していた.腹膜垂のループを切離し,壊死した小腸を切除した.術後は合併症なく退院となった.腹膜垂が原因となってイレウスをきたした症例は稀で,本邦における過去の報告は20例のみである.
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© 2014 日本臨床外科学会
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