日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下摘出術を施行した大網原発paragangliomaの1例
近藤 純由杉本 斉小野 千尋星野 直明西岡 良薫
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2014 年 75 巻 10 号 p. 2888-2892

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抄録
症例は56歳,女性.胆石症精査目的の腹部CTにて肝下面に4cmの充実性腫瘤を認め,血管造影では胃十二指腸動脈などから多数の栄養血管を認めた.腹腔鏡下腫瘍摘出術を施行した.術中異常高血圧は認めなかった.術中所見では大網内に位置し被膜を有する充実性腫瘤であった.病理組織学的検査ではparagangliomaと診断された.術後16カ月現在再発兆候は認めていない.大網原発のparagangliomaは検索しえた限りでは自験例が5例目の報告例であり,非常に稀であるため文献学的考察を加え報告する.
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© 2014 日本臨床外科学会
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