日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下に修復したMorgagni孔ヘルニアの1例
小林 成行目崎 久美中川 和彦福原 哲治小林 一泰花岡 俊仁
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2014 年 75 巻 4 号 p. 928-933

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抄録
症例は88歳,女性.約2年前より胃軸捻転症を伴うMorgagni孔ヘルニアによる嘔吐のため,入退院を繰り返していた.毎回,胃管の挿入により胃軸捻転は自然に整復され,早期に症状の改善が認められていた.しかし発症頻度が多くなってきたため,腹腔鏡手術を施行することとなった.腹腔内を観察すると,胸骨後面右側に約6×3cmのヘルニア門が認められた.ヘルニア門を腹壁外結紮法で縫合閉鎖した後に,補強目的でParitex Composite Mesh®を横隔膜に固定した.術後経過は良好で,術後9日目に退院となった.術後約1年経過した現在,再発は認められていない.本疾患に対する腹腔鏡下修復術は,安全に施行可能な有用な術式であり,標準術式の一つとなり得るものと思われた.ヘルニア門の閉鎖方法については,一定の見解は得られていないものの,再発のリスクを考慮すればメッシュの使用が望ましいと考えられた.
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© 2014 日本臨床外科学会
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