日本臨床外科学会雑誌
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症例
Micropapillary carcinoma成分を伴ったS状結腸癌の1例
岡野 美々宮崎 正二郎向後 正幸杉木 孝章大塚 亮糟谷 忍
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2014 年 75 巻 5 号 p. 1370-1375

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抄録
症例は78歳,女性.下腹部痛および排便時下血を主訴に当院を受診.大腸内視鏡検査にてS状結腸癌と診断され,S状結腸切除術を施行した.病理組織診断では明瞭な微小乳頭状形態を呈するmicropapillary carcinoma成分が腫瘍全体の約8割を占め,残りの約2割が中分化型腺癌であり,軽度のリンパ管侵襲を認めた.他臓器由来の癌と同様に大腸のmicropapillary carcinomaは予後不良であると報告されている.その頻度は少なく,文献的考察を含めて報告する.
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© 2014 日本臨床外科学会
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