日本臨床外科学会雑誌
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症例
石灰化モードと造影超音波で切除範囲を決定し乳房温存した非触知乳癌の1例
林 諭史北田 正博石橋 佳松田 佳也
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2014 年 75 巻 7 号 p. 1803-1806

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抄録
非触知で微細石灰化を伴う乳癌に対し,超音波装置の石灰化検出モード(MicroPureTM)とペルフルブタン(ソナゾイド®)による造影超音波検査(contrast-enhanced ultrasonography:CEUS)で切除範囲を決定した.症例は70歳女性.マンモグラフィで右乳房に不明瞭~多形性・区域性の石灰化を認めた.非触知かつ通常の超音波検査や造影MRIで病変を認めず,マンモトーム生検で非浸潤性乳管癌(ductal carcinoma in situ: DCIS)の診断となった.全身麻酔導入後,MicroPureTMで石灰化を同定し,CEUSで周囲に造影効果を認めた.これをもとに乳房温存手術を施行し,組織軟線撮影で石灰化部分を確認した.病理は13mmのアポクリンDCISで,乳頭側にのみ小範囲でDCISを認めた.両検査の併用で非触知石灰化病変に対し安全・確実に手術を施行できた.
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© 2014 日本臨床外科学会
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