日本臨床外科学会雑誌
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症例
自転車のハンドルによる外傷性十二指腸穿孔の1例
齋藤 博紀近江 亮猪俣 斉
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2015 年 76 巻 10 号 p. 2452-2455

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抄録
症例は15歳,男性.自転車走行中に転倒し,ハンドルグリップで上腹部を強打した.翌日,腹痛が増強し当院内科を受診.急性腹症の診断で当科紹介となった.腹部造影CTで十二指腸水平脚から後腹膜にかけて気腫像,周囲液体貯留を認めた.外傷性十二指腸損傷の診断で緊急手術を施行した.Treitz靱帯より3cm口側の十二指腸水平脚後壁尾側寄りに20×10mmの穿孔部位を認め,穿孔部を単純縫合閉鎖した.経過良好で術後20日目に退院した.
早期診断,手術により救命できた腹部打撲による外傷性十二指腸穿孔の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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© 2015 日本臨床外科学会
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