日本臨床外科学会雑誌
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症例
皮下気腫と縦隔気腫にて発症した胃癌根治術後横行結腸穿孔の1例
森 至弘山田 達也川島 吉之中村 聡江原 一尚田中 洋一
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2015 年 76 巻 6 号 p. 1417-1423

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抄録
症例は79歳,男性.つかえ感を主訴に近医を受診し,上部消化管造影にて胃癌が疑われたため,当院を紹介された.胃癌,cT3(SS)N1M0,cStage IIBと診断し,網嚢切除を伴う幽門側胃切除を施行した.術後6日目に突然敗血症性ショック,急性腎不全,急性呼吸不全を発症した.CT検査を施行したところ,縦隔気腫・皮下気腫を認めたが,その他に腹腔内には所見を認めなかった.全身管理にて状態は改善したが,術後14日目に腹腔内膿瘍を発症,ドレーン造影にて横行結腸穿孔と診断された.人工肛門造設および直達のドレナージで,瘻孔および腹腔内膿瘍は改善した.
稀ではあるが本症例のように結腸穿孔に縦隔気腫を伴うことがあり,縦隔気腫の原因疾患として鑑別診断に挙げることが必要と考えられた.
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© 2015 日本臨床外科学会
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