日本臨床外科学会雑誌
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症例
内痔核に対するPPH後に生じた傍直腸嚢胞の1例
小林 仁存湯澤 賢治米山 智岡田 晃穂植木 浜一小泉 雅典
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2017 年 78 巻 1 号 p. 98-104

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抄録
症例は48歳の男性で,他院にてPPHを施行された既往がある.肛門痛・排尿困難感を主訴に前医を受診.直腸腹側,PPHのステイプルに接して嚢胞性病変を認め,症状の原因と考えられた.経直腸的嚢胞穿刺による減圧処置で一時症状の軽減が得られたものの,短期間で再燃したため当科紹介となった.嚢胞内容はゼリー状~粘液性であり,細胞診にて悪性所見を認めなかった.開腹下に経腹腔的嚢胞ドレナージ・嚢胞壁焼灼・大網充填術を施行したが,術後同部に嚢胞性病変が再燃.症状増悪したため,初回手術の8カ月後に経肛門的嚢胞切除術を施行した.腸管の器械吻合後に稀に報告されるimplantation cystに類似した病態が疑われたが,これまでPPH後に嚢胞病変を生じた報告は少なく,稀な1例と考えられたため,文献的考察を加えて報告する.
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© 2017 日本臨床外科学会
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