日本臨床外科学会雑誌
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症例
食道亜全摘術を施行した胸部食道神経鞘腫の1例
安田 洋, 海江田 衛, 菰方 輝夫
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2017 年 78 巻 4 号 p. 687-692

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抄録
症例は50歳,女性.1年前より嚥下時の胸のつかえ感を認め,検診の胸部X線で異常陰影を指摘され当院へ紹介受診となった.CTで胸部上部食道に長径7cmの腫瘤を認めた.上部消化管内視鏡検査で同部位に粘膜下腫瘍を認め,腫瘍露出部を生検し,神経鞘腫(S-100陽性,c-kit・CD34・Desmin・SMA陰性,Ki67(MIB-1)(+)(index=2-3%))の診断を得た.腫瘍径と局在から食道亜全摘を行った.最終病理診断は食道神経鞘腫であった.経過良好で,術後21日目に退院した.術後6カ月現在,再発は認めない.
食道神経鞘腫は比較的稀な食道粘膜下腫瘍で,検索しえた限り本症例は本邦で53例目の報告である.術前診断と治療戦略と共に報告する.
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© 2017 日本臨床外科学会
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