日本臨床外科学会雑誌
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症例
ステントグラフト内挿術と開腹手術を一期的に行った腸骨動脈瘤結腸瘻の2例
田村 峻介浜野 孝小林 靖幸
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2017 年 78 巻 9 号 p. 2005-2008

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抄録
腸骨動脈瘤-結腸瘻は稀な疾患であり,治療に難渋することが多い.今回,内腸骨動脈瘤-S状結腸穿破に対してステントグラフト内挿術施行後,開腹して腸管瘻処置により救命した2例を経験した.治療として有用であると考えられたため報告する.
症例1:81歳,男性.5年前に腹部大動脈人工血管置換術を施行.下血,ショックを主訴に救急搬送となり,左内腸骨動脈瘤-S状結腸穿破と診断.人工血管左脚から左外腸骨動脈までステントグラフト内挿術を施行後,開腹し左半結腸切除,人工肛門造設術を行った.
症例2:90歳,男性.下血を主訴に救急搬送となり,左内腸骨動脈瘤-S状結腸穿破と診断.腹部大動脈ステントグラフト内挿術を施行後,開腹してS状結腸瘻孔部閉鎖,動脈瘤切除を行った.いずれの症例も術後合併症なく退院した.
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