日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下に胃転移を同時切除した直腸悪性黒色腫の1例
大山 正人池田 公治藤野 泰宏富永 正寛
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キーワード: 直腸悪性黒色腫, 胃転移
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2018 年 79 巻 7 号 p. 1493-1498

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抄録
症例は63歳,女性.下血を主訴に前医を受診し,生検にて直腸悪性黒色腫と診断され,当院へ紹介となった.下部消化管内視鏡検査では,肛門管から下部直腸にわたる約80mm大で黒色調の半周性隆起性病変を認めた.CTでは直腸に造影効果を有する腫瘤性病変と,胃体部大弯にも26mm大の腫瘤性病変を認めていた.上部消化管内視鏡検査でも黒色調胃腫瘍を認め生検を行い,病理学的にも直腸悪性黒色腫の同時性胃転移と診断した.皮膚悪性黒色腫のガイドラインに準じて,原発巣・転移巣ともに切除可能と判断し,鏡視下に手術を施行した.術中所見で翻転部から前壁に黒色調の腫瘤を認めたが膣への浸潤はなく,腹会陰式直腸切断術と胃部分切除を施行した.直腸悪性黒色腫の同時性胃転移手術症例は稀であり,文献的考察を加え報告する.
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© 2018 日本臨床外科学会
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