日本臨床外科学会雑誌
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症例
出血性ショックに陥った遠隔転移を伴う原発性十二指腸第4部癌の1例
淺井 聖子畑山 純真船 健一
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2019 年 80 巻 4 号 p. 733-738

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抄録

症例は70歳,男性.黒色便を主訴に近医を受診し,貧血を指摘され,精査目的に当院紹介入院となった.上部消化管内視鏡検査と胸腹部骨盤部造影CT検査で多発肺,リンパ節転移を伴う十二指腸第4部癌と診断した.検査入院中に出血性ショックに陥り,開腹・小腸部分切除術を行い救命した.分子標的治療薬を併用した化学療法を施行継続し,1年以上経過した現在も無増悪生存中である.

原発性十二指腸第4部癌は比較的まれで,予後不良な疾患ある.至適術式や化学療法の確立のために症例の蓄積が必要と考え,文献的考察を加えて報告する.

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© 2019 日本臨床外科学会
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