日本臨床外科学会雑誌
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症例
虫垂マラコプラキアの1例
吉川 徹二勢馬 佳彦今西 努土師 誠二
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キーワード: 虫垂, マラコプラキア
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2019 年 80 巻 7 号 p. 1326-1329

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抄録

症例は56歳,男性.2016年1月に急性虫垂炎を指摘されていたが,手術に消極的であり保存的に経過を見ていた.2017年3月,手術の同意を得られたため腹腔鏡下虫垂切除術を施行.切除標本の組織学所見では虫垂の内腔には肉芽腫の形成があり,ヘマトキシリン好染~標的状のMichaelis-Gutmann小体を認め,PAS染色でも好染性であったため,マラコプラキアと診断した.マラコプラキアは主として泌尿生殖器系に生じる炎症性肉芽腫性病変で,免疫不全や悪性腫瘍などの基礎疾患を持った患者に合併するとされている.今回われわれは,虫垂マラコプラキアの1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.

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© 2019 日本臨床外科学会
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