日本臨床外科学会雑誌
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症例
穿孔性腹膜炎により緊急手術を要した小腸多発真性憩室症の1例
古田 隆一郎石橋 雄次柳橋 進吉村 俊太郎森田 泰弘今村 和広
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2021 年 82 巻 3 号 p. 547-551

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抄録

症例は54歳,男性.IgA血管炎に対してステロイド投与中に右下腹部痛が出現した.腹部CTで腹腔内遊離ガスを認め消化管穿孔の診断となり,緊急手術の方針とした.術中所見で終末回腸に多発する憩室を認めた.そのうちの一つに穿孔所見を認めたため,回盲部切除術,回腸人工肛門造設術を施行した.病理組織学的所見では終末回腸に多発する真性憩室を認め,いずれも粘膜筋板,固有筋層を伴う真性憩室であった.今回,穿孔性腹膜炎により緊急手術を要した小腸多発真性憩室症の1例を経験したため,若干の文献的考察を加えて報告する.

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