日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下大腸切除術を行った高度貧血を伴う横行結腸神経節細胞腫の1例
山内 沙耶三浦 晋保原 祐樹若原 智之金光 聖哲岩﨑 武
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キーワード: 神経節細胞腫, 大腸, 腹腔鏡
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2022 年 83 巻 1 号 p. 107-111

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抄録

77歳,女性.下血を主訴に外来を受診.初診時の血液検査でHb 6.5g/dLと高度な貧血を認め,輸血が施行された.下血精査目的で施行の下部消化管内視鏡検査で横行結腸に,頂部に潰瘍を伴う有茎性の粘膜下腫瘍を認め,出血源と考えられた.潰瘍部の生検では炎症性組織の所見であり,診断には至らなかった.有茎性の腫瘍であり内視鏡的切除が検討されたが,最大径40mmと大きく悪性腫瘍を否定できなかったため適応外と判断され,切除術目的に外科へ紹介となった.悪性腫瘍の可能性も考慮して,リンパ節郭清を伴う腹腔鏡下結腸右半切除術を施行した.切除病変の病理組織検査で神経節細胞腫(ganglioneuroma)と診断された.術後の精査では多発性内分泌腫瘍や神経線維腫症1型の合併は認められず,大腸単独発症の神経節細胞腫であった.

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© 2022 日本臨床外科学会
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