日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下直腸切除術を行った直腸びまん性海綿状血管腫の1例
中村 健也宮川 雄輔北沢 将人得丸 重夫中村 聡副島 雄二
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キーワード: 直腸, 海綿状血管腫, 腹腔鏡
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2022 年 83 巻 4 号 p. 733-737

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抄録

直腸びまん性海綿状血管腫は稀な疾患であり,外科的切除が治療の基本である.今回,われわれは血便による貧血を繰り返した直腸びまん性海綿状血管腫に対して腹腔鏡下括約筋間直腸切除術を施行し,良好な結果を得た.患者は48歳の男性,主訴は血便であった.CTで腸管壁の肥厚と周囲の小石灰化像,MRIで直腸壁肥厚部にT2強調画像で高信号の脈管構造を認め,直腸びまん性海綿状血管腫と診断した.出血による高度の貧血を呈していたため手術適応と判断し,腹腔鏡下括約筋間直腸切除術を施行した.術後経過は良好で,術後13日で退院した.術後4カ月で人工肛門閉鎖を行い,術後2年5カ月で血便や貧血は認めていない.

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© 2022 日本臨床外科学会
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