2022 年 83 巻 4 号 p. 738-742
傍ストーマヘルニアに対する手術術式は多く報告されているが,未だ標準術式とされるものはない.傍ストーマヘルニアの再発防止には,メッシュを使用する術式の方が再発率は低くメッシュの使用が推奨されるが,メッシュの種類は数多く存在する.当科ではこれまで腹腔鏡下Sugarbaker法を第一選択とし,その際には傍ストーマヘルニア専用のParietex Composite Parastomal Mesh®(center band type)を用いていたが,現在メーカーの自主回収により使用できない.今回メッシュを折り返す工夫を加えた腹腔鏡下Sugarbaker法を施行した1例を提示し,術式およびメッシュに対する文献的考察を加えたので報告する.