抄録
頚腕症候群における, 徒手による観察検査法の代表的なものに, 頚部斜角筋等の過緊張に関連の深いアレンテストがある。今回筆者らは, アレンテストが頚腕症候群の臨床テストとしても, 治療効果判定のテストとしても意義あるか否かについて検討した。
実験方法は, アレン陽性患者群と健康者群の指尖容積脈波を観察した。その結果患者群は健康者群に比して, 脈波波高値が低く, また症状の改善によりアレン陰性となると脈波波高値も改善する。
これらの実験成績は, アレンテストは, 頚腕症候群の臨床テストとしても, 治療効果判定のテストとしても意義あるものと考える。