抄録
目的と方法: 耳の皮電点が機能的単位であるかどうかを検討するために60例の単純性肥満 (18才~45才) を無作為に肺領域皮電点治療群, 非皮電点治療群に分け, 皮内針で4週間治療した。摂食量, 満腹感, 空腹感の変化及び水分摂取量の変化を5または4段階評価により検討し, 各症例における有効, 無効を判定した。また空腹時血糖, FFA, IRI, 血清Na, 浸透圧の変化を比較検討した。
結果: 両群の有効率には差 (P<0.01), があった。皮電点治療により, 摂食量減少 (P<0.01), 満腹感の亢進 (P<0.01), 空腹感の減少 (P<0.05) をきたしまたIRIの減少 (P<0.025), 血清Naの減少 (P<0.05), 血清浸透圧の減少 (P<0.005) を認めた。
結論: 耳の皮電点は機能的単位 (ツボ) である。