全日本鍼灸学会雑誌
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難治性ヘルペス後神経痛に対する低出力レーザーの治療効果について (第三報)
豊田 住江北出 利勝河内 明酒井 佳遠藤 宏井上 琢磨鈴木 啓子兵頭 正義
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1989 年 39 巻 2 号 p. 252-255

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抄録
われわれは, 疼痛性疾患に対するレーザー治療の効果について報告してきたが, 今回は第3報として, 難治性のヘルペス後神経痛 (PHN) について検討を加えた。大阪医大麻酔科ペインクリニックを訪れたPHNは昭和61年と62年で計293名であった。われわれの科ではPHNの治療は神経ブロックを優先して行っているが, 発病来1年以上経過し難治性となったPHN 36例に対して, レーザー治療を行った結果, かなりの症例で痛みが軽減することを認めた。難治性のPHNに対しても, あきらめることなく, レーザー治療などあらゆる方法を駆使し, 治療を続けることが必要であろう。
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