抄録
腎兪穴刺激が腎糸球体濾過値に及ぼす影響について検討した。健康成人男子7名を対象とし, 対照群と腎兪穴刺激群の2群を設け, クレアチニン・クリアランス試験法による糸球体濾過値 (GFR) の測定を行ない, 2群の間で比較検討した。また, 尿量, 尿中物質 (Na, K, Cl, Cre, BUN, UA) および血中物質 (尿中物質と同じ) の変化についても検討した。その結果, GFR, 尿量, 尿中物質およびKを除く血中物質において, 両群の間に有意な変化を認めなかったが, 尿量は腎兪穴刺激群で増加傾向にあった。また, 血中Kは90分時に腎兪穴刺激群で有意な増加を認めた。