2021 年 41 巻 1 号 p. 97-101
中心静脈穿刺(CVC)は,全身管理を目的に栄養投与・ライン確保・薬剤投与などの目的で日常的に行われている医療行為だが,非常に危険な手技でもある.CVCに関連した医療事故が少なからず発生していたため,これまで医療機関ごとに再発防止の取り組みがなされてきたが,医療事故調査制度による医療事故報告が開始されたところ,CVCが原因となる死亡事例が依然として報告されていることが明らかになった.エコーガイド下CVCの有効性は評価されているが,それでも合併症が生じているのも事実である.当院で行ってきたCVC管理の調査と結果,ならびに安全なCVCを施行するためのデバイス開発について紹介する.