日本臨床麻酔学会誌
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褐色細胞腫摘出術中における右室駆出率の測定
山田 伸小川 幸志瀬戸山 緑伊良波 浩畑埜 義雄
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1993 年 13 巻 3 号 p. 292-296

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抄録

熱希釈法による右室駆出率(right ventricular ejection fraction: RVEF)測定を中心として褐色細胞腫摘出術中の血行動態を測定し,RVEFの意義を検討した.血中カテコラミン濃度の変動に伴い,血圧,心係数,右室拡張終期容量等は著明に変動したが,RVEFはほとんど変動しなかった.RVEFは右室容量負荷および圧負荷による影響を受けるため,右室収縮性の指標としては不十分であることが示唆された.

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