2024 年 63 巻 2 号 p. 79-84
目的:協力施設による ROSE の実施状況を調査し,気管支鏡検査時における ROSE の現状および課題の検討を行う.
方法:広島県内 25 施設,広島県外 40 施設に対し気管支鏡検査時における ROSE の現状調査を行った.
成績:5 施設では気管支鏡検査が行われていなかった.気管支鏡検査時に ROSE を実施している施設は 60 施設中 24 施設(40%)であり,ROSE の報告内容として,「異型細胞の採取量の評価」が求められる施設が多かった.ROSE を実施していない施設からは,「ROSE に割ける人員や時間がない」という回答が多数みられた.
結論:ROSE は診断や遺伝子検査に供する検体の確認に有用であるが,診療報酬,検体処理や判定基準の標準化,on the job training による教育プログラムの整備が今後の課題である.