日本臨床細胞学会雑誌
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明細胞腺癌, 扁平上皮癌への分化を示した子宮頸部類内膜腺癌の1例
寺田 信行杉原 綾子辻村 亨名方 保夫中正 恵二小笠原 利忠竹村 正山本 格士
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2000 年 39 巻 3 号 p. 179-182

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抄録
背景: 類内膜腺癌, 明細胞腺癌, 扁平上皮癌の組織像を示す子宮頸部癌の症例を経験したので報告する.
症例: 症例は, 53歳女性.子宮膣部に出血, びらんを伴うカリフラワー状の腫瘤が認められ, 組織生検では, 明るい細胞質を持つhobnail状の細胞の乳頭状増殖を示す明細胞腺癌, 明細胞腺癌様の細胞もみられる類内膜腺癌および扁平上皮癌が認められた.数回の子宮頸部i擦過細胞診において, 敷石状配列を示し, 厚みのある細胞質を持つ扁平上皮癌細胞集団, 重積性を示し腺腔構造もみられる腺癌細胞集塊, および明るい豊富な細胞質, 微細穎粒状クロマチンがみられ核小体の明瞭な大小不同の核を持つ明細胞腺癌細胞のシート状集塊が認められた.
結論: 本症例の経験から, 詳細な細胞診により, 多彩な組織型の子宮頸癌の存在も推定することが可能であると思われる.
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