2007 年 9 巻 2 号 p. 157-160
クリニカルパスワーキンググループ(CPWG)の活動内容、成果、課題を明らかにするために、パスの様式の変化、承認パス数、院内の評価、CPWG構成員の活動への参加状況について検討した。1.パスは、活動開始時には不統一であり、院内全体の統一形式を定めオーバービューパスを作成した。次に、適応および除外基準、判断基準を規定し、アウトカム志向のオーバービューおよび日めくり式パスの統一形式に変更した。2.院内パス大会を8回開催し、パスの審査・承認作業や説明会など計78回の活動を行った。3.パス運用マニュアルを全面改訂した。4.51種類のパス(産科婦人科19,NICU7,ICU6,外科5,内科4,精神科3,眼科3,胸部外科2,整形外科1,小児科1)を審査、承認した。5.病院の発展や活性化などに最も大きく寄与した部門(診療科、病棟、委員会など)に対して県立広島病院OB会賞が授与されることとなり第1回OB会賞を受賞した。6.委員会活動専用の部屋の確保、パソコンなどIT機器の整備を行った。7.定期的なCPWG活動の出席者は構成員18人中10人(55%)に過ぎず、4人(22%)は全欠席であった。パスの理解を深め、浸透・普及させるために、CPWG活動を地道に定期的に継続することが重要で、機能強化にはCPWGの機構や人員構成の検討が必要と考えられた。