教育情報研究
Online ISSN : 2432-1745
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「氷山モデル」を用いてネットワーク利用犯罪の問題に関する情報モラル意識の形成を図る授業実践の効果
宮川 洋一 坂東 哲也森山 潤
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2016 年 32 巻 2 号 p. 37-48

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抄録
本研究では,ネットワーク利用犯罪の問題に対する情報モラル意識の形成を図るため,システム思考ツールの一つである「氷山モデル」(SENGE et al.2014)を用いて「考えさせる学習活動」を取り入れた授業実践を試行した.女子高校生37名を対象に,ネットワーク利用犯罪の問題に関する講義,「氷山モデル」を用いて同犯罪被害の「パターン」,「構造」,「メンタルモデル」を考えさせ,意見交流を行わせる演習を実践した(計2単位時間).全体討論(意見交流)後の生徒の記述したワークショッププリントやカード型オンライン付箋システム(カードをWeb上のキャンバスへ表示させて情報共有できるツール)であるlinoの記載状況の検討,及び実践前後における「情報モラルに対する意識尺度」(宮川・森山2011)における「F4:情報社会における犯罪防止に対する意識」因子の有意な伸びから,本実践に一定の学習効果が認められた.
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