日本フットケア・足病医学会誌
Online ISSN : 2435-4783
Print ISSN : 2435-4775
実践報告
弾性ストッキングによる皮膚接触圧に対する保護材および被覆材の影響
牛山 浅美小島 淳夫中 正剛鎌田 順道
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 2 巻 3 号 p. 121-127

詳細
抄録
 弾性ストッキング (Elastic Compression Stocking, 以下ECS) 着用による皮膚接触圧 (Skin Contact Pressure, 以下SCP) に対する保護材や被覆材の影響について検討した. 健康成人15名30肢を対象とした. ECSはコンプリネット®プロ ハイソックスタイプ (テルモ・ビーエスエヌ株式会社) を用いた. SCPはストッキング・包帯圧力測定器AMI3037-SB (株式会社エイエムアイ・テクノ) を使用して, 下腿周囲径最大部の前面3点を測定した. ECS単独によるSCPと比べ, 被覆材を装着した部位ではSCP上昇傾向を, 装着しない部位はSCP低下傾向を認めた. 特に, ウレタンシートはECSとの併用において, 装着部位のSCPを上昇や集中させる目的に適していることが示唆された. ただし, アーティフレックスは装着部位のSCP低下傾向を唯一認めた. アーティフレックスは装着部位のSCPを上昇させずに, 不規則な凹凸形状のSCPを分散し, 局所のSCPを軽減する役割に適していることが示唆された.
著者関連情報
© 2021 一般社団法人日本フットケア・足病医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top