頭頸部外科
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原著
耳下腺良性腫瘍に対するS字状切開と審美的な切開線の検討:V-shaped incisionの応用
山本 圭佑黒瀬 誠垣内 晃人角木 拓也髙橋 亜由美小幡 和史大國 毅近藤 敦高野 賢一
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2021 年 31 巻 2 号 p. 147-155

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抄録

耳下腺腫瘍に対する切開アプローチはS字状皮膚切開(modified Blair incision:MBI)が主流であるが,術後の審美性への配慮からmodified facelift incision(mFLI)やretroauricular hairline incision(RAHI)のほか,より小さな切開線であるV-shaped incision(VSI)などが報告されている。今回われわれはVSIの紹介を行うとともに,MBIとmFLI,RAHI,VSIの合併症や適応,患者満足度の検討を行った。

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© 2021 特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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