園芸学会雑誌
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Phlox の花色に関する研究 (第2報)
Hydroxylation, glycosylation および co-pigmenation
中村 直彦中前 博子
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1975 年 44 巻 2 号 p. 154-160

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抄録
前報では Phlox drummondii の pelargonidin 含有系統を用いて, pelargonidin の glycosylation および濃度の遺伝様式について報告した. 今回は pelargonidin 以外のアントシアニンに着目してその遺伝様式について研究した.
38(紫)×39(オリエンタルレッド) および38×26(白)のF2世代は表現型でそれぞれ9および3種類, クロマトグラム型で6および2種類に分類された.
この分類によると, 38×39では cyanidin, malvidin および delphinidin を共有する型は pelargonidin のみを含有する型に対して不完全優性であり, 又38×26ではアントシアニン含有系統は非含有系統に対し優性であった. glycosylation については前報での pelargonidin の場合と同様に, 3:5-diglycoside 型は 3-glycoside 型に対し優性であった.
クロマトグラムタイプC, D, EおよびFについては同一のクロマトグラムタイプの中に, 赤から紫までの一連の変化を示す2~4種類の表現型が含まれていた. この blueness の増加はF/A値の増大と比例することから, 主として co-pigmentation の効果によるものと考えら れる.
in vitro ではクロマトグラムタイプEから malvidin 3:5-diglucoside および luteolin 5:7-xyloside glucoside を単離し, それらを種々の濃度比に混合してスペクトロフォトメーターにより測定した結果, フラボンの濃度の増加によって可視光域ではλmaxが長波長側へshift し吸光度が増加するが, 紫外光域では逆に吸光度が減少することが確められた.
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