園芸学会雑誌
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ユリの遠縁種間交雑に関する研究
(第2報)交雑幼胚の培養
浅野 義人明道 博
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1977 年 46 巻 2 号 p. 267-273

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抄録
1) ユリの遠縁種間交雑 (花柱切断授粉) によって得られた未熟幼胚の生長を継続させるために胚培養を行ない, L. longiflorum×L.′Sugehime′及び L.′Shikayama′×L. henryi の2組合せの幼胚を用いてその培養条件を検討した.
2) Murashige & Skoog 培地を基本培地とし, pH5.0, 庶糖濃度20~40g/l程度が適するようであった.一般に庶糖が高濃度になるに従って地下部が強壮に生長する反面, 地上部の生長が抑制される傾向があった.
3) 生長調節物質 NAA 10-4~10-2mg/l程度の添加が発芽的生長に効果的で, BAはややカルス状の生育を促がした. NAAの高濃度区では地下部の生長が促進され, 地上部の正常な生長が抑制される傾向にあり,BAの高濃度ではその逆の反応を示す場合があった.
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