園芸学会雑誌
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観賞樹木の生育に及ぼす温周性と光周性の相互影響
(第3報)低温処理によるサンゴジュとクロマツの生長に対する温度と光周反応の変化
森田 正勝, 岩本 重治, 樋口 春三
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1978 年 47 巻 3 号 p. 425-430

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抄録
サンゴジュとクロマツを10月15日より3°C, 70日間低温処理し, 低温処理が生長に対する温度と光周反応の変化に及ぼす影響を調べた.
1. サンゴジュでは, 低温処理しなかった場合生長開始期は高温長日によって早まった. 生長量は長日区が短日区より多く, そして高温区ほど多かった. 25°C長日区のみ直線的に生長した. これに対して低温処理区では,生長開始期に対する日長及び温度の影響はほとんど消失した. 生長に対する日長反応は高温域では長日性, 中温域では相対的な短日性, 低温域では中性となった. そして生長は低温域でもおう盛となり10°C区においても25°C区と同様に直線的に生長した.
2. クロマツでは, 低温処理しなかった場合, 生長開始期は高温長日によって早まった. 生長も概して高温,長日によって促進した. しかし低温処理した場合, 生長開始期は日長と温度による差が非常に少なくなった. 生長量は長日区で多く, 両日長下とも低温区ほど多かった.
以上の結果から秋期の低温遭遇によって両樹種の生長に対する適温は高温から低温へと変化し, 短日下においてもおう盛に生長することが示された.
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