園芸学会雑誌
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ウンシュウミカン樹の導管液に含まれる窒素化合物の季節的消長
加藤 忠司山県 真人塚原 貞雄
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1984 年 53 巻 1 号 p. 13-16

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抄録
21年生普通ウンシュウミカン樹 (杉山系) の2~3年生枝木質部より減圧下水置換法によって導管液を採取し,含まれるアミノ酸, アミド及び硝酸などを測定した. 主要窒素化合物はプロリン, アルギニン, アスパラギン及び硝酸であって, いずれの成分も季節的消長を示した.プロリンとアルギニンは新梢形成のごく初期に一時的な増加を示したが, 新梢の伸長に伴って急速に減少し, その後秋から冬にかけて再び増加した. これに対しアスパラギンと硝酸はいずれも5月中旬及び7月下旬にピークを示したが, 他の季節における含有量は低いレベルで推移した. 他のアミノ酸の含有量レベルは低く, かつ季節的消長も小さかった.
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